帯に「この"LIFE Strategies"は、間違いなく、私が最も栄光を受けた本の一つです」と大きくあります。今、大ブレイクしている勝間和代さんがこう書いてしまえば、そりゃ馬鹿売れですよ。
最初は期待せずに読み始めたのですが、これがなかなか面白い。自己啓発書にありがちな、柔らかな感じは微塵もなく、まさに「楽観主義者」でも「悲観主義者」でもなく「現実主義者」になれという強烈なメッセージを放っています。
分厚くて手にずっしりとくる重みもあり、まさに硬派な自己啓発書といってよいでしょう。
さて、本書には序章として、「問題がひとりでに解決することは、絶対にない」という、いきなりずしんとくる見出しの後、10の人生の法則が語られ、最後に具体的な目標設定方法について説明されています。
全体を通して色々なワークがあり、その都度、ノートに書いたりすることにより、理解が深まる形式となっています。
ここで、この10の人生の法則をざっとまとめてみます。これにピンと来た方は買っても損はないと思いますよ。
人生の法則1:ものがわかっているか、いないか
もののわかった人間とそうでない人間。見分けるのは実に簡単。前者は、その分いい思いをしている。後者は、途方に暮れて挫折感を抱き、何かをなしで済ませているように見えることが多い。
わかっていなければならない「もの」は、時や状況に応じて変化するかもしれないが、重要な共通事項があるだろう。その「もの」が何であれ、世の中の仕組みを本当に理解すれば、知識と力を兼ね備えた人間になれる。
人生の法則2:人生の責任は自分にある
あなたは犠牲者ではない。そんな状況になったのはあなたのせいだ。あなたは、進んで自分の見方を変え、どんなにそれが困難で異常なことのように思えても、問題を抱えているのは自分だという事実を受け入れなければならない。
人生であなたがとった行動や選択が失敗であれば、あなたは責められるべきだといっているのではない。私はただ、あなたが選択をして、その行動をとったのだから、結果に対して責任があるのはあなただけだということを、認識してくれと求めているだけだ。
責任があるということには、良い面と悪い面の両方があると思う。悪い面は、あなたの重荷になることだ。良い面はあなたに選ぶことができるということだ。
あなたは今の人生、今抱いている感情、その感情に対する反応に対する責任がある。
人生の法則3:人はうまくいくことをする
気にもとめずに望ましくない行動をとるのは、あるレベルではそれがうまくいっていると感じているからだ。「うまくいっている」というのは、望ましくない行為に見えても、その行為から何らかの見返りを得ているということだ。
行動を選ぶと時、あなたは結果も選んでいる。「今すぐ」苦痛から解放される、あるいは「今すぐ」見返りを得るというのには、極めて強い力がある。
あなたは、人生の中で得ている見返りによって、自分の行動を形成している。見返りを見つけてコントロールしよう。そうすれば、自分自身の行動だろうと他の人の行動だろうとコントロールすることができる。
人生の法則4:自分が認めていないことは変えられない
時が経つにつれて問題がいい方に向かう、ということはない。あなたが認めていないことは、あなたがそれを認めるまで悪化していくだろう。
自分がしていることは正しいと、あなたが一抹の疑念も抱かず、100パーセント確信していようと、関係ない。うまくいっていなければ、変えるだけのことだ。
偶然の出来事など存在しないのだ。あなたは、選択や行動によって自分自身の経験をつくり出しているのである。
何が間違っているか自分自身に認めるのは、自分にプラスになる。
自分には変化を起こすという選択ができる
人生の法則5:人生は行動に報いる
行動は、人々があなたという人間を知る唯一の判断材料であり、これをもとに、あなたにほうびを与えるか罰を与えるか、人々は決める。
意思ではなく、「結果」に基づいて、自分の人生とその質を評価することからはじめよう。意図するところがよくても行動をともともなわなければ、何にもならない。
違うことを「する」ようになるまで、人生は何も変わらないだろう。あなたがたぶん、自分に問いかけなければならないのは、「今しないなら、いつするのか?」という質問だろう。
人生の法則6:事実なんてない。あるのは認識だけ。
人生に何が起きようと、その出来事をどう解釈するかは自分次第である、という事実を受け入れること。状況が持つ意味や価値は、実際には、あなたがその状況に持たせた意味や価値でしかないのだ。
大事なのは、こと認識に関するかぎり、望めば今とは「違う選択」をする能力が、あなたにはあるということだ。あなたは、物事をどう受け止めるか選ぶことができる。
過去の出来事を言い訳にしてはならない。
どんなものであろうと「過去」を認め、そのせいで自分の見方や認識、経験が歪んでしまったことを認識しなければならない。
人生の法則7:人生は管理するもの。癒すものではない。
問題を我慢するのではなく、解決することに力を注ぐこと。
答えのない質問に用心する。
約束を守ろう。自分自身との約束であろうと、他の人との約束であろうとだ。
人生を変えるためには、自分を変える必要がある。人生を本当に管理するということは、流れに身をまかせて生きるのをやめ、計画的に生きることである。
人生の法則8:私たちは自分の扱い方を人に教えている
人がそんな行動をとるのは、結果的に、どんな行動をとれば見返りがあり、どんな行動をとれば見返りがないかを、あなたが教えているからだ。
あなたの人生に関わっている人たちは、あなたを大目に見ているだろうか? あなたが敬意をもって彼らを扱わなくても大丈夫だと、彼らはあなたに教えてきただろうか? 二人の関係で、あなたが努力もせずに、のらりくらりとやっていても構わないと、彼らはあなたに教えただろうか?
人生の法則9:許しには力がある
恨みや怒りには大きな力があり、心にいったん入り込むと、関係すべてに影響を及ぼす。こうした感情は、本当にあなたを別人のようにしてしまう。
あなたやあなたが愛する人に対して罪を犯した人間を許すのは、相手のためではない。あなたのためだ。
誰かに傷つけられるより悪いこと一つある。それは、傷つけられたあとも、その痛みを引きずることだ。
人生の法則10:自分が求めているものを知り、要求する
本当に求めていることが、物や出来事でなく、それに絡む感情であることに気づけば、目標は、物や出来事から、それに関連する感情に変わる。
あなたは今以上のものを持つに値する人間だ。あなたは今以上のものを持つことができる。
<書籍情報>
『史上最強の人生戦略マニュアル』
フィリップ・マグロー 著/勝間和代 訳 きこ書房 2008年
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